総社高校昭和45年卒掲示板 207380


大河ドラマがより面白くなる(第17回)「うつろい」

1:しんちゃん :

2024/05/01 (Wed) 17:26:12

https://bbs7.fc2.com//bbs/img/_825500/825433/full/825433_1714551973.jpg  みなさん こんにちは。雨は上がりました。さて、大河ドラマです。

○ まひろ、病から回復。道長が一晩中看病してくれたことを知った。道長は、疫病患者のために私財を払って「救い小屋」を建てる決意をした。→(ドラマオリジナル)道長が慈善事業をした話はない。
○ 道隆、倒れる。定子は、道隆の命があるうちに、天皇から内覧(ないらん:関白に準じる役職。天皇への奏上文書を先に見ることができる)の許しを得るべきと訴えた。一条天皇は伊周に内覧を許したが、「関白の病の間」と言うもの。その後も、道隆は伊周を関白にするように迫りながらも、逝去。飲水病(糖尿病)はこれほど水を欲するのだ!

※ 清少納言は日頃から藤原斉信(ただのぶ)をひいきにしていた。斉信は、蔵人頭(出世した)として所用があり中宮御所に参上したときには、清少納言を名指しして呼び出し、中宮へ啓上する用件の伝達を依頼した。(なお、特定の女房を窓口にするのは一般の常識であった。)
 枕草子には藤原斉信たちのことが色々と書かれている。

次回、まひろは道長との思い出の廃邸へ行く?女々しいというか、女でした。
5:せっちん :

2024/05/03 (Fri) 10:36:09

大河ドラマより面白いしんちゃんさんのドラマがいざないます♪分析する少納言さんは溺れることがないようだ。リアル、そうかしら?さておき、まひろ、何を書きたいのかわからない。恋すれば書けると思います。未練を断ち切るためにはとことん行くことでしょう。ドラマでした。次、早くーーーー
4:しんちゃん :

2024/05/02 (Thu) 23:14:06

https://bbs7.fc2.com//bbs/img/_825500/825433/full/825433_1714659247.jpg みなさん、今晩は。明日から4連休です。
清少納言と藤原斉信(ただのぶ)との関係は、枕草子では、友達以上・恋人未満です(添付第218段参照)。

(少納言)「互いにもっと親密になりたい気持ちはいうまでもなく、私も同じです。しかしながら、肉体関係を生じて以後は、第三者として公平な立場から、斉信を賞揚援護することができない。」・・・ 、とのたまうも、いとをかし。

白駒妃登美(しらこまひとみ)さんは枕草子第77段「草庵少納言」を挙げられました。(この段は長いが読み込んで、機会があれば取り上げたい。)また、伊周が「三の君」のもとに通っていることは、今後起きる事件の伏線です。

そうです。まひろが書き写していたのは、荘子の胡蝶の夢(荘子「斉物論」)でした。道隆の臨終の前後には蝶が舞う映像がありました。中野関白家の5年という短い隆盛。まさに、「うつろい」でした。

さわとの再会。さわはまひろの最初のファン(さわについても機会が許せば紹介したい。)
(まひろ)「何を書きたいのかわからない、しかし筆をとらないではいられない。」彼女にも「身分の違いに阻まれて成就しない恋」(すなわち、「うつろい」)があった。

白駒さんの解説をみるとより深く理解できます。

→ https://www.youtube.com/watch?v=z3v9VZrhIvQ
3:せっちん :

2024/05/01 (Wed) 20:53:20

大河ドラマよりしれっと面白くしてくれる、しんちゃんさんの解説にクスッ♪あららら、まだ未練があるのか。思い出の場所だってさ。道長が悪いーーーー。やっぱり悪いのは男である。ドラマです。一人熱くなる悪い癖。次、早くーーーー。
2:しんちゃん :

2024/05/01 (Wed) 18:14:59

https://bbs7.fc2.com//bbs/img/_825500/825433/full/825433_1714554899.jpg 藤原道隆は、死ぬ間際、つきあっていた頃、妻・高階貴子(たかしなのきし)が送ってくれた歌をうたいました。
脚本家大石静は、ブログで、この場面がハイライトと言っています。
道隆は、内裏で女房として働いていた貴子を身分の差はあったが嫡妻としたのです。
この和歌は新古今和歌集にも恋歌の段に載っていますが、作者は儀同三司母(ぎどうさんしのはは)。ウィキペディアによると、息子藤原伊周の官職の唐名(儀同三司)によります。
なお、女性の歌人では、小野小町、和泉式部、赤染衛門(あかぞめえもん)、紫式部などとなっています。

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