大河ドラマがより面白くなる（第41回） - しんちゃん URL

2024/11/01 (Fri) 20:00:57

　みなさん　コンニチハ。金曜日も暮れました。
　さて、三条天皇ですが、一条天皇在位の間（25年）ずっと東宮でしたから、天皇になったのは36才。おじさんです。待ちに待った天皇位、自分が望む政治を行いたので、教通（のりみち：道長と倫子の五男）を側近に望んだ。長男・頼通は、なぜ自分ではなく、弟が選ばれたのか疑問に思ったが、道長は、（三条帝は短いので）「お前が先頭に立つのは、東宮様（道長の孫）が帝になるときだ」と答えた。

　天皇は道長に関白就任を要請したが、断った。道長は一度も関白になっていない。関白は、位は高いが、陣定に参加できないから。代わりに、二人の妻（娍子と妍子）を女御にすると要求した。道長は「娍子には後ろ盾がなく女御にはなれない」と意見したが、天皇は聞き入れなかった。

　12月の徐目（じもく）が迫り、天皇は、娍子の弟・通任（みちとう）演：古舘佑太郎［父は有名なアナウンサー］）を参議に任ずることを道長に伝えた。通任は蔵人頭になったばかりであり、参議にするには早いと訴えたが、天皇は「了承するなら、道長と明子の息子・顕信を蔵人頭にする」と提案。道長は断った。
　このことを知った顕信と母の源明子は激怒。そして、翌（1012）年の正月、顕信は出家した。道長は嫡妻の子と妾妻の子の昇進に明確に差をつけた。

　次回は「川辺の誓い」、熟年期を過ぎた二人の誓いです。この誓いは、史実ではありません。どんな誓いか知らないが